社会保険労務士試験　『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』

『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』
「社会保険労務士試験」は卒業しましたが年４回発行される『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』の購読は続けています。
最新号は『７日でわかる　一般常識』

秋保流勉強法　秋保雅男先生
試験に出る　今話題の賃金・年金問題

７日でわかる　一般常識　新井美和先生
第１日目　出る順！労働関係法令その１
第２日目　出る順！労働関係法令その２
第３日目　出る順！社会保険関係法令その１
第４日目　出る順！社会保険関係法令その２
第５日目　白書・統計対策
第６日目　医療保険・公的年金の沿革
第７日目　模擬試験（一般常識のみ）　
　
うかるぞシリーズの表紙がかわり、ＳＲゼミも前号からがらっと雰囲気が一新されました。
一般常識を苦手とする受験も多く、私も現役時代不得意科目でした。範囲が膨大なのでこういうコンパクトな本で的を絞った学習が効果的です。正確無比な新井先生の執筆です。ご興味のある方は、ぜひ、ご一読を。

秋保雅男先生の今期の一言は” 格差社会と成果主義賃金”
『人材派遣業が広く認められ、労働契約法が一般にも知られるようになってから、非正規社員が占める割合が全従業員の１割から今では４割近くにまで増加した。
第２次大戦後、日本にも民主主義が浸透し、自由と平等・公平、最低限の生活保障等が根本理念になった社会が形成され、高度経済成長が実現していった。一方、世界的経済不況のもとでアメリカ及び日本の大企業でさえ倒産する事態が生じた。さらに、中国、インドなどの新興国の台頭が、非正規社員増加の原因となった。
非正規社員というと、ベース・アップやボーナスが無く、正規社員に比べて生涯収入は３分の１ぐらいである。日本人の雇い入れを増加させるためには、非正規社員でないと企業の存続が得られない。ところで現内閣が主張する” 成果主義賃金”は、職務評価をするにあたり、業績も配慮して賃金の高低を決めるところに特色があるが、客観的な評価が難しい。専門職、理科系、医学系いずれも共同研究によって結果が得られるので、総合力で判断されるべきであるとされている。営業職においてさえ良好な顧客リストを押さえている一部営業マンが実績を上げているともいえる。「範囲職務給」を含めた職務給の導入は、検討する価値があると思われる。』