二代　大竹竹風作　無剣　杢　盛上駒　平成１５年作

二代　大竹竹風作　無剣　杢　盛上駒　平成１５年作

二代　大竹竹風　大竹日出男氏は１９４４年１月生まれ、７１歳。二代　竹風として父（大竹治五郎）の後の竹風駒を守り抜いてきました。竹風氏とは長い付き合いになりますが、実直な人柄にいつも安心して特注駒製作をお願いしています。平成１３年には１０年以上の歳月をかけて木地を厳選し生涯最高の虎斑の盛上駒を製作して頂きました。御蔵黄楊の一本材で４０枚全ての駒に強い虎斑が真横に伸びた見事な木地で、新潟・三条の竹風工房の玄関に飾られている大判パネルがその作品です。竹風師も言われるように私自身もこれ以上の虎斑駒を他所で目にしたことはありません。まさに家宝です。
写真の駒は平成１５年作の特注駒です。これも一本材で複雑な杢の面白い模様を集めました。この当時私は竹風師に無剣書体の駒を沢山注文しました。この駒は師の５０歳代の作品でまさに脂の乗った時期で私の所有する竹風駒の中でも盛上げが出色の素晴らしい作品です。竹風師は一般に菱湖書、錦旗書を得意とされていますが、私に言わせれば無剣が一番卓越された技術を垣間見ることができるように思います。この駒は当ブログで、過去何回か載せたことがある駒ですがまた撮影する機会があったので掲載します。
デジカメのモニターが壊れているのでパソコンで見るまで写真のできが分からず苦戦しました。
まあ、この程度の写真しか撮れませんでしたが興味のある方はご覧下さい。

王将　大竹竹風作　玉将　無剣