社会保険労務士試験合格発表　その後

社会保険労務士試験合格発表　その後

今年の社会保険労務士試験は前代未聞の合格率2.6％で幕を下ろしました。
いや、幕を下ろすどころか、裁判沙汰にでも発展するような動きがでています。

そもそも社会保険労務士試験は、7～8％台の合格率で推移し、毎年11月の合格発表時には救済科目についての疑義はありましたがこれまで大きな騒動には発展しませんでした。

しかし、ここ数年、tktk氏などによって試験関係についての開示請求等でその全貌が解明されつつありました。そこにきての今年の合格発表です。
私は、当事者でないので、今年の試験を受けている者ではないけど、あきらかに今年の試験結果は行政裁量権を超えたもののように思えます。選択式の労災、国年は何故救済されなかったのでしょうか？社労士試験の合格基準には、『上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。』と書かれているではないか？今年の開示請求によってそれが解明されるかはわかりませんが、今年はここ数年の動きとは少し違います。

司法試験などは事前に想定される合格者数などをアナウンスしていますが、社会保険労務士試験も今年のようにここまで合格者数を絞るのであれば事前アナウンスが必要であったと思います。

さらに、社会保険労務士試験の試験制度を変革する時期にきていると思います。

訴訟の動きもあるようです。どういう結果になるかは分かりません。
しかし、一受験者の立場の者を訴訟当事者にしてしまうこと事体、国として罪深いものだと思います。
このことに関しては、国も猛省して欲しいと思います。
来年以降の受験者が、今年の合格率を見て、基本事項をおろそかにし、細かいところに目が移ってしまうのが心配です。まだまだ一冊本で対応可能だと思います。しかしこれからはこれまで２～３回くらい読んで合格していたものが、５～７回くらい読んで知識を定着する学習が重要になってくると思います。選択式は以前から言ってますが今の時期から毎日１問でも２問でも良いので勉強の癖をつけていくことが大事です。

また、今回の試験結果を受けて、批判の矛先が社会保険労務士という職業自体に対する誹謗中傷に関するものが見受けられます。本当に寂しいものです。
多くの人を悲しみに巻き込んだ社会保険労務士試験、今年が最後にしてほしいです。
社会保険労務士は社会にとって無くてはならない職業だとおもっております。
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参考ブログ

社労士試験　合格基準について
http://blogs.yahoo.co.jp/tktk0009

aij*****のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aij2539