社会保険労務士試験　『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』

『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』
「社会保険労務士試験」は卒業しましたが年４回発行される『うかるぞ社労士　ＳＲゼミ』の購読は続けています。
最新号は『うかるぞ社労士　改正法・白書講座』

秋保流勉強法では、秋保雅男先生＋古川飛祐先生による　ここが出る！　重要判例ＢＥＳＴ５
改正法講座－平成２７年４月１１日から平成２８年４月８日までの重要改正点　確認テスト　奥田章博著
白書講座－労働経済の動向、労働経済白書の概要、厚生労働白書の概要　確認テスト　松本幹夫著
重要な法改正のポイントと白書・統計を一挙解説！最後の追い込みにぜひご活用下さい。

秋保雅男先生の今期の一言は” 社会の変化と判例の推移”
『判例からの出題は、労働基準法や労働契約法、労災保険法からが多い。判例の名称まで正確に知ることまでは求められていない。判例問題は、肢単位で平成８年以降２０年間で述べ８０題以上も出題されている。
特に有名なものは、” 解雇権の濫用は許されず、権利の濫用による解雇は無効となる”という「大日本印刷事件」である。この判例で初めて就職の” 内定”が留保条件付き労働条件の成立であるとされ、会社側に損害賠償責任を課した。この” 留保条件”とは、大学を卒業できれば採用するというものである。
平成７年からは、尊属殺人罪を一般殺人罪に比べ特に重くすることは、憲法違反であると判示され、家族制度的な考え方が少しずつ薄くなっていった。
現在、判例はより男女平等への是正が進行している。労働者の待遇を人種、信条、性別、社会的身分によって差別することは、禁止されており、たくさんの判例が出されている。しかし現実の差別が存在しているのは、世界の文明先進諸国のアメリカでも差別はあり、平等は実現していない。今後の最大の課題と思われる。』