社会保険労務士試験の合格者発表

社会保険労務士試験の合格者発表

１１月１１日、「第４８回社会保険労務士試験」の合格者発表がありました。
特筆すべき点は、
１　昨年ほどではなかったが、合格率４．４％の低合格率。
２　試験会場別の受験状況で、千葉県　日本大学　理工学部船橋キャンパスでは受験申込者数１５７人に対して合格者数０人、兵庫県　関西学院大学　西宮上ヶ原キャンパスでは受験申込者数４５３人に対して合格者数０人。
３　試験会場別の受験状況で、東京都　日本大学豊山中学校・高等学校では、受験申込者数９８０人に対して受験者数４９６人。半数近くの人が棄権。（受験率７６、９％）
４　最高齢合格者　７９歳
５　厚生労働省から合格基準の考え方や試験科目得点状況表が公開。

昨今の、社労士試験をめぐる訴訟等に影響されてか、内部資料が一般に公開されたのは良いことです。
ただ、１科目毎に足切りを設ける今のやり方は、必ず不公平が発生します。
今年の試験で言うなら、選択式２３点（２科目救済）、択一式４２点（３科目救済）で合格ですが、オール満点近くても選択式あるいは択一式の１点で不合格になってしまいます。総合点６５点で合格、１０７点で不合格。
これまで以上に難化されつつある社会保険労務士試験であれば、早急に試験制度の見直しをして、誰もが納得できる合格基準を確立して頂きたいと切に願います。

本年度合格されました皆様、おめでとうございます。