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ネリ対ロドリゲス戦 中止になるとは。

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11月24日、ネリ対ロドリゲス戦がネリの体重超過により中止になってしまいました。この試合はメインのヘビー級タイトルマッチよりも楽しみしていただけにネリの度重なるルール違反は許せないです。これまでネリの危険性を書いてきた私としてもここまで酷いと擁護できないですね。50年以上内外のボクシングを観てきましたが体重超過で試合が中止になったことは記憶にありません。

ネリは体重超過後再計量を受けることはせず、ロドリゲスにファイトマネーを上乗せすることで試合決行を考えていたようです。ロドリゲスもこの試合は井上戦後の最初の重要な試合であり、勇気ある対戦拒否であったと思います。1ポンドオーバーであれば再計量までに落とすことは可能であったと思いますが最初から再計量をする気もなかったというのは非難されるべきでしょう。

この試合は、WBC世界バンタム級タイトル挑戦者決定戦とWBCシルバータイトルがかかっていましたが、ファイトマネーがロドリゲス約810万円に対して、ネリのファイトマネーが約3240万円と高額なのには驚きました。アナウンスでは試合キャンセルという表現でロドリゲスにファイトマネーが支払われないのは些か疑問です。

ただ、今回の件で再三ネリから挑発を受けていた井上選手が「ネリはボクシング界から追放」というコメントを出しましたが、井上選手の気持ちはわかりますがこのようなコメントは差し控えた方が良いかと思います。今後万が一ネリがボクシングを続けた場合にスーパーバンタム級、フェザー級で「ネリと相対する」なんてことになるかもしれませんので。

WBCはネリに対してどのような裁定を下すのでしょうか。
WBCのスライスマン会長の話からは、ネリはバンタム級の世界ランキングを外すこと、シルバータイトルは空位になったこと、ロドリゲスは次期挑戦者ではないことで、ネリにどのような厳罰が下されるかは今後WBCの懲戒委員会とWBC議会にかけられ、そこで判断するようです。ネリは今後ボクシングを続けられたにしても、度重なる意図的な反則行為にマッチメイクに苦労するでしょうね。厳罰に処してほしいですが、スライスマン会長の口ぶりではまた大甘裁定が下されるのではないかと危惧しています。

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