『ひとりも、死なせへん 長尾和宏著 (株)ブックマン社』を読みました。400頁近い本なので1月近くかかりましたが、一言素晴らしい本です。コロナ関連の本は何冊か読みましたが、コロナと戦う現場の声というものはなかなか聞こえてきません。長尾先生は尼崎の一町医者ですが、長尾先生の奮闘する姿に日本人が望む町医者を見ているように思います。それはコロナ以降消え失せてしまった「医師の良心」のようなものです。私は、テレビで「コロナ」や「コロナワクチン」について発言するお医者さんに絶望感を感じていました。長尾先生を見てまだまだ希望はあるな、と思いはじめています。早く「国民皆保険」に恥じない医療提供をして欲しいと願っています。一人でも多くの人に、コロナや在宅医療に奮闘する長尾先生の551日の日記を、読んでいただきたいと思います。
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