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「イベルメクチン 新型コロナ治療の救世主になり得るのか 大村智 編著 河出新書」を読んで

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「イベルメクチン 新型コロナ治療の救世主になり得るのか 大村智 編著 河出新書」を読みました。ノーベル賞を受賞した大村博士の「イベルメクチン」という薬の名前は以前からよく耳にしていましたが、どのような薬かは全く知りませんでした。またこの「イベルメクチン」が新型コロナに有効な薬になり得るのか、が本書によって書かれています。本書は「イベルメクチン」開発者側、臨床試験実施側の立場から書かれているのでどうしても、「イベルメクチン」の良い面が書かれていますが、開発会社のメルク社やWHOを始めとする有力研究機関は新型コロナ治療薬としての「イベルメクチン」に否定的な立場を取っています。「イベルメクチン」はこれまで30年間で30億回の使用実績がありますが、既存薬に対しては「お金にならない」という理由があるのでしょうか、新薬の開発やワクチンが優先されてしまうようです。ただ、感染初期にはかなりの効果があるのは各国の臨床試験の結果から明らかなようです。


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