佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け　将棋名人戦・A級順位戦

佐藤天彦九段がマスク不着用で反則負けになりました。２０２０年にコロナ騒動が開始後もタイトル戦で中・終盤にはマスクなしの映像が流れていて良かったのですが、最近の対局では１日中マスクをしているので不思議に思っていたのですが、今年２月にルール変更（臨時対局規定）があったようです。今回の件が出るまで知りませんでした。
オミクロンが流行りだしてたので今回の規定に至ったようですが時代に逆行しています。将棋連盟はたまに頓珍漢なことをやります。数年前の三浦九段の竜王戦挑戦問題、そして今回は棋士にとって最重要対局のＡ級順位戦、「反則負け」規定は最悪ルール誰も得しません。特に「棋譜」を残すことが使命の棋士にとって将棋以外の問題で「反則負け」とは。あまりに杓子定規に事を考えすぎです。佐藤九段がマスクをしていなかったから即「反則負け」はない。一番の犠牲者は国民です。飛行機内でよくマスク着用で問題になりますが、一言「マスク着用のお願い」があります。今回も「反則負け」宣告前に立会人等から「マスク着用のお願い」の一言があっても良かったのではないでしょうか。なぜなら臨時対局規定の内容が曖昧すぎるからです。第１条の一時的とは、その時間は、水分補給、お菓子補給など何も書かれていません。いろいろ解釈が分かれて議論になってしまいます。
「よろしくお願いいたします」で始まり、「負けました」で終わる将棋対局が「反則負け」宣告が終局とは何とも後味が悪すぎます。
佐藤九段には一週間以内に常務会に提訴してもらいたいと思います。