藤井聡太　史上最年少名人誕生

１９８３年第４１期名人戦で谷川浩司八段が２１歳２カ月の最年少名人記録達成から４０年後、藤井聡太が２０歳１０カ月の最年少名人記録を塗り替えました。
谷川と藤井は対照的で、当時谷川は名人位が初タイトルでした。それに対して藤井はタイトル戦負け知らずの六冠、名人位が七冠目になりました。
敗れた渡辺は保持していた４つのタイトルを、令和２年度棋聖、令和３年度王将、令和４年度棋王、令和５年度名人と１年毎に藤井に明け渡しました。数年前の羽生九段と同じように無冠になったので渡辺九段も少しずつ定着していくのでしょう。
残るは、王座、永瀬王座は令和１年に斎藤王座からタイトル獲得後防衛中、今期藤井とのタイトル戦が実現するか大注目です。王座戦、今でこそ８大タイトルの一つに数えられていますが元々は棋戦の一つでした。王座がタイトル獲得の申し子の藤井にとって最後の砦になるというのは皮肉といえば皮肉に思えます。
藤井最年少名人の達成、タイトル戦開催の長野県・高山村　藤井荘全てがこの日のためにあったように思います。
藤井聡太　史上最年少名人おめでとうございます！！