二代　大竹竹風　盛上駒　王者の書体　無剣

二代　大竹竹風作　無剣

前回、初代　竹風の作品をアップしましたが、今回は二代　大竹竹風の無剣です。今回もスマホで撮ったのでボケました。（笑）
ボケましたが盛上げの具合が良く分かると思います。

二代　大竹竹風　大竹日出男師は１９４４年１月生まれ、７０歳。二代　竹風として弟と共に竹風駒を守り抜いてきました。竹風駒及び竹風師とは３０年以上の付き合いになりますが、実直な人柄にいつも安心して特注駒製作をお願いしています。平成１３年には１０年以上の歳月をかけて生涯最高の虎斑の盛上駒を製作して頂きました。御蔵黄楊の一本材で４０枚全ての駒に虎斑が真横に伸びた見事な木地です。新潟・三条の竹風工房の玄関に飾られている大判パネルがその作品です。竹風師も言われるように私自身もこれ以上の虎斑駒を他所で目にしたことはありません。まさに家宝です。
写真の駒は平成１５年作の特注駒です。これも一本材で杢の面白い模様を集めました。この当時私は竹風師に無剣書体の駒を沢山注文しました。竹風師の無剣駒８組、他の駒師のものを含めると１０組あります。師も５０歳代で脂の乗った時期でした。この駒は私の所有する竹風駒の中でも盛上げが出色の出来で本当に素晴らしいです。竹風師は一般に菱湖書、錦旗書を得意とされていますが、私に言わせれば無剣が一番卓越された技術を垣間見ることができるように思います。

二代　大竹竹風作　無剣 　王将、玉将を中心にアップで

二代　大竹竹風作　無剣　全体　盛上げの状態が分かると思います

二代　大竹竹風作　無剣　全体　

以前、ブログに載せた時の写真　盛上げが素晴らしい作品です