谷川浩司
史上最年少名人、谷川浩司九段がA級順位戦で敗れ32期守り通したA級陥落が決定しました。
ここ数年の谷川九段の対局を見ていると何かあれよ、あれよ、ぷっつりと負けてしまう棋譜が多く心配していました。何とか最後の最後で踏ん張ってきましたが今期は駄目でした。本人も周りも来期B級で継続する方向ですが、私はこれほどの大名人だった谷川九段には潔ぎよく引退して欲しかったのが率直な気持ちである。それは、とても寂しいことでもあるのですが、『将棋のプロは棋譜を残すことが仕事』、棋譜はこの先100年、200年………、永久に残ります。我々アマチュアとはそこが違います。また、素晴らしい棋譜を残すことでプロとして賞金を稼いでいるのです。さらに、日本将棋連盟会長職と若手の台頭もありA級復帰は難しいと思います。更に危惧しているのは、中原名人、加藤名人など過去の名人経験者と同じようにA級復帰できずにズルズルさらに下のクラスに降級してしまうことです。そう言う意味では、故米長邦雄永世棋聖はA級陥落、即引退のような散り際の良さがありました。将棋継続は現代的と言えばそれまでですが、谷川九段には会長職に全力投球して欲しかったのが私の本音です。
谷川九段が21歳で史上最年少名人になったときの加藤名人との7番勝負、当時私も20代で日本将棋連盟の名人戦解説会に毎回のように通いました。昨日のことのような衝撃的な思い出です。
タイトル戦登場回数57、獲得27期(歴代4位)、棋戦優勝22回、最優秀棋士賞5回。
※ちなみにタイトル獲得回数の多い棋士は、順番に
羽生86、大山80、中原64、谷川27、米長19、佐藤13、森内12、渡辺12、加藤8、木村8、升田7、………
史上最年少名人、谷川浩司九段がA級順位戦で敗れ32期守り通したA級陥落が決定しました。
ここ数年の谷川九段の対局を見ていると何かあれよ、あれよ、ぷっつりと負けてしまう棋譜が多く心配していました。何とか最後の最後で踏ん張ってきましたが今期は駄目でした。本人も周りも来期B級で継続する方向ですが、私はこれほどの大名人だった谷川九段には潔ぎよく引退して欲しかったのが率直な気持ちである。それは、とても寂しいことでもあるのですが、『将棋のプロは棋譜を残すことが仕事』、棋譜はこの先100年、200年………、永久に残ります。我々アマチュアとはそこが違います。また、素晴らしい棋譜を残すことでプロとして賞金を稼いでいるのです。さらに、日本将棋連盟会長職と若手の台頭もありA級復帰は難しいと思います。更に危惧しているのは、中原名人、加藤名人など過去の名人経験者と同じようにA級復帰できずにズルズルさらに下のクラスに降級してしまうことです。そう言う意味では、故米長邦雄永世棋聖はA級陥落、即引退のような散り際の良さがありました。将棋継続は現代的と言えばそれまでですが、谷川九段には会長職に全力投球して欲しかったのが私の本音です。
谷川九段が21歳で史上最年少名人になったときの加藤名人との7番勝負、当時私も20代で日本将棋連盟の名人戦解説会に毎回のように通いました。昨日のことのような衝撃的な思い出です。
タイトル戦登場回数57、獲得27期(歴代4位)、棋戦優勝22回、最優秀棋士賞5回。
※ちなみにタイトル獲得回数の多い棋士は、順番に
羽生86、大山80、中原64、谷川27、米長19、佐藤13、森内12、渡辺12、加藤8、木村8、升田7、………